メルペイの UX研究

メルカリが2019年2月にサービスインしたスマホ決済サービス。これまでメルカリの売り上げを利用するには、メルカリ内での買い物か、振込申請(1万円以下の場合は手数料210円がかかる)が必要であったが、これで細かい売り上げを支払いに回せる。

非接触決済の「iD」に対応しているため。ローソン、ファミマなどのコンビニやドラッグストアなどを初め、全国90万箇所の加盟店で利用できるようになっている。

まだサービスインしたてというところもあり、ユーザーが決済できるように設定するまでの工程は、本人認証やApplePay設定などがあり、なかなか面倒くさい。丁寧なチュートリアルで電子マネーの設定に慣れてないユーザーをどう導くかが難しいポイント。

※2019/06/09時点

※メルカリ本体のレビューはこちら


追加された「メルペイ」タブ。メルカリユーザーはここで気になる売り上げ金を確認できる。また機能を知らないユーザーも「メルペイ」および売り上げ金のとなりにある「ポイント」について何だろう?と意識するようになる。


「ポイント購入」をポチると、売上金から、ポイントが買えることがわかる。「てか、ポイントってなんだろ?」ユーザーもいるので、ちゃんと下部に説明への導線が用意されている。


ポイント購入後、お店での支払いは、ApplePayの設定が必要。


ここでは、ユーザーに何か難しそう。。と思われたら終わりなので、すぐに設定が終わる、カンタンであることをアピールしている。

ここでSMS認証が走る。なるほど、けっこう面倒くさい。四桁の番号を入力して完了する。

次にApplePayの設定。1つ1つユーザーを誘導するため、かなり気が使われている。

丁寧に1つ1つの工程を説明。

ダメ押しのモーダル。ここで多くのユーザーが離脱していたのだろうか。途中で追加された可能性もありそうなくらい、手厚いダメ押し。このくらいやらないといけない辺り、まだまだ日本で電子マネーが普及しているとは言いがたい。


ようやく設定完了。長い。。

支払いがiD(アイディ)であることも分かりづらいポイント。メルペイじゃないので。ここもユーザーにはしっかり伝える必要がある。


「iDと言ってください」ということは画面に戻ってからも念入りに言われる。誤解が多いところなのであろう。


細かいが大事な工夫が以下。売上金や、ポイントを含むメルペイタブの情報はユーザーにとって機微な情報だ。アプリを切り替えるときの画面では、しっかりマスキングされている。

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